侍に敗戦の元巨人助っ人「金メダル持ってこない方が…」　同僚ヌートバーに痛快ジョーク

マイコラスの本音はもちろん「金メダルを見たいよ。本物の金か」

　元巨人で、第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に米国代表として出場したマイルズ・マイコラス投手が、カージナルスの同僚で野球日本代表「侍ジャパン」の一員として世界一に輝いたラーズ・ヌートバー外野手に痛快なジョークをお見舞いしていた。

　MLB通算218本塁打のトッド・フレイジャー氏やMLB通算188本塁打のAJ・ピアジンスキー氏らがホストを務めるポッドキャスト番組「ファ―ル・テリトリー」に出演したマイコラス。WBCを終え、スプリングトレーニングに再合流する前に撮影された映像の中で、マイコラスは「金メダルをクラブハウスに持ってこないほうが身のためだね」と笑うと「うちのチームには、WBCに出場したけど金メダルなしで帰ってきた選手があと18人いる。彼がそれを持ってきたらかなり大胆だよ。メダルに何かあったら嫌だろう？　落としたくないだろうし。トイレに落とすとか（笑）　なんてね」と冗談を炸裂させていた。

　とは言いつつ「彼が持ってきたら素晴らしいことだと思う。金メダルを見たいよ。僕は銀メダルを持っていて、オフィスに置いたら粋だと思ってる。金メダルほどは粋じゃないけどね。本物の金でできているのか試したい。よくある、メダルを噛むやつ」というのが本音だ。

　日本人の母親を持つヌートバーは、侍ジャパンのリードオフマンとして貢献。明るい性格でチームに溶け込み「たっちゃん」の愛称で人気も爆発した。マイコラスは「素晴らしいよ。彼のことを思うと僕も超うれしい。きっと最高の時間を過ごしただろうから。素晴らしいチーム、素晴らしい仲間たちとプレーして、何か学んでいるといいね。違う選手たちと違うチームでプレーするといつだって学びがある」と話した。

　決勝戦で激突した2人も、今度は力を合わせて長い戦いに挑む。「学んだことをカージナルスにもたらしてほしい。彼はいつだって力いっぱい取り組む姿勢をチームにもたらしてくれているから、それをカージナルスにもたらしてくれるだろう」と期待を寄せた。

（Full-Count編集部）