元MLB球団広報の広岡勲氏が博士号取得 松井秀喜氏と渡米…「プロスポーツは無限大」
侍ジャパンのWBC制覇にも喜びもひとしお「野球の国際大会は日本が成長させている」
ヤンキースなどで球団広報を務めた広岡勲氏が22日、千葉・幕張メッセで行われた千葉工大の学位記授与式に出席。博士(工学)の学位を授与された。博士論文の題目は「プロスポーツビジネスにおけるレピュテーションのリスクマネジメントに関する実証的研究」(指導教員・下村道夫教授)。慶大大学院、千葉工大大学院在学中に行った研究をまとめ、博士号を取得した。
広岡氏は2003年、巨人から海外FA権を行使してメジャー移籍に踏み切った松井秀喜氏の求めに応じ、ヤンキースへ入団。日本人初のMLB球団広報兼環太平洋担当として、エンゼルス、アスレチックス、レイズも含めた4チームで通算10年間、米球界に従事した。2013年にWBC日本代表統括広報を務めると、2021年には東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の野球・ソフトボール担当ベニューメディアマネージャーに就任。長嶋茂雄氏と松井氏の共演が話題となった開会式の演出にも尽力した。
奇しくも、この日は侍ジャパンが米国を破り14年ぶりのWBC制覇を達成。「プロスポーツの魅力は無限大。野球は米国が創ったスポーツであるが、野球の国際大会は日本が成長させている気がしてならない」と喜びもひとしおだった。広岡氏は現在、江戸川学園理事、江戸川大学教授の傍ら、読売巨人軍、日本相撲協会の役職を兼務している。
(Full-Count編集部)