キューバ野球連盟、中日ロドリゲス“亡命問題”に声明「重大な違反」 13億円超賠償金か

中日のジャリエル・ロドリゲス【写真:荒川祐史】
中日のジャリエル・ロドリゲス【写真:荒川祐史】

キューバ代表でWBC出場後来日せず…契約破棄なら13億円超の賠償金か

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にキューバ代表として出場していた中日のジャリエル・ロドリゲス投手が、メジャーリーグ球団との契約を目指し亡命したとみられる問題で、キューバ野球連盟が「中日、選手、そしてキューバ野球連盟(FCB)との間に合意された2023-2024年の契約について重大な違反があった」などと声明文を出した。キューバ共産党中央委員会の公式機関「グランマ」が報じた。

 声明文では「我々は、キューバから日本に出発した時点から契約の効力が発生し、キューバに戻るまで(契約が)続くことを選手が理解し合意したことを公にする。また正当な理由がなく契約違反が行われた場合は、連盟の裁量によって、許可なしでは他球団または第三者と契約することはできない」と述べている。

 報道によれば、選手は契約破棄した場合はFCBから1000万ドル(約13億2500万円)の賠償金が課される旨が契約書に明記されており、リスクを理解していたという。

 2020年に来日したロドリゲスは、昨季56試合に登板して防御率1.15、39ホールドの成績を残して最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。WBCに出場したが、大会を終えても来日していなかった。

【写真】ビーチでイェーイ 亡命報道から半年…現在のロドリゲスの姿

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