3年後WBCも米国代表は2位予想 米メディアが手厳しいワケ「ほかの国は最高の投手を…」
ブキャナン記者が分析、2026年大会も侍ジャパンが優勝候補筆頭
野球日本代表「侍ジャパン」は第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦で米国代表を破り、3大会ぶりに世界一を奪回した。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のザック・ブキャナン記者は、3年後に開催予定の2026年大会の戦力を予想した。
第6回大会の出場が決定している16チームを、予想される強さをもとに7つの階層に分類。第1位グループ(最上位チームの集まり)に日本、米国、ドミニカ共和国、ベネズエラを入れ、1位が日本、2位が米国だった。
今大会でも米国のスター揃いの超強力打線は度々話題となった。「誰も大げさな表現をしていたわけではなく、素晴らしかった。しかし同じくらい脅威となっていたであろう打順を何時間もかけて頭の中で巡らせることもできる。今回はジャッジもハーパーも出場しなかった。アメリカは世界一のプロリーグを擁し、ほとんどが自前の選手たちだ」とさらに強力となる可能性をあげる。
一方で「では、なぜ米国がこの階層の1位ではないのか? それは当然、ピッチングだ。他の国は最高の投手たちを豊富に揃えていた(日本はオオタニ、ドミニカはアルカンタラ、メキシコはローテ全員)。だが米国はまだ国のエースたちの参加を説得できていない。それができたらジェイコブ・デグロム、コービン・バーンズ、ウォーカー・ビューラー、ザック・ギャレンらのローテーションを組むことができるから要注意だ。しかしそれはまだ実現していない」と指摘した。
投手力が注目を集めた侍ジャパン。3年後は米国代表とどのような戦いを見せるのか注目される。
(Full-Count編集部)