米国を凌駕した日本の“野球熱” ヌートバーも驚愕「とても深く根付いている」
日本国内で驚異の視聴者数 1980年のワールドシリーズ記録を上回る6200万人
野球日本代表「侍ジャパン」は第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一を成し遂げた。決勝では米国代表を3-2で破ったが、米国の権威あるスポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」も日本の“野球熱”に驚いた。
侍ジャパンは2月17日に合宿を開始。初練習には1万8000人のファンが集まり、WBCの中継は日本の野球中継史上最も多くの視聴者を集めた。「人口1億2500万人の国で、6200万人が1次ラウンドを視聴した。これはワールドシリーズの記録である1980年の5480万人を上回る数字だ。当時、野球はアメリカで王者だった。比較対象として、今年のWBC準決勝でアメリカがキューバを下した試合は190万人が視聴した」と日本での関心ぶりを指摘する。
ヌートバーが「選手の才能についていかなる判断もしない中で言うが、野球は日本で人々が最も大切に思っているものだ。WBCの試合を人口の48%の人が見た。東京ドームでは1番から9番まで選手全員の応援歌を4万人が口ずさんでいる。それも歌の歌詞を完璧に覚えている。野球はこの国でとても深く根付いている」と話したことも紹介した。
大会前から日本中の注目を集めていた侍ジャパンは、全勝で世界一まで駆け上がった。3度目の優勝を国内のファンに届け、侍ジャパンでも“歴代最強”との呼び声に相応しい形で大会を締めくくるなど、日本の野球熱を最大限に引き上げるにはこの上ない働きぶりだった。
(Full-Count編集部)