ヌートバー、初開幕スタメンで4打数1安打2四球 好走塁&逆転劇呼び込むも惜敗
両親が見守る前で6回の第4打席に左前打で今季初安打
■Bジェイズ 10ー9 カージナルス(日本時間31日・セントルイス)
カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が30日(日本時間31日)、本拠地で行われたブルージェイズ戦に「2番・左翼」で自身初の開幕スタメン。8回に逆転劇を演出するなど4打数1安打2四球1得点と役目を果たしたが、チームは9-10で接戦を落とした。
昨季16勝のマノアに対し、第1打席は四球を選び、第2打席は二ゴロ、第3打席は一ゴロに倒れた。5-5の6回2死一塁で迎えた第4打席、左腕メイザの外角低めのスライダーにバットを合わせると、打球は三遊間を抜けて今季初安打となった。続くゴールドシュミットの右前打で一気に三塁を陥れる好走塁も見せ、この回1点の勝ち越しを演出。1点を追う8回無死からは四球を選び、逆転劇を呼び込んだ。しかし9回は空振り三振を喫して最後の打者となり、シーソーゲームで一歩及ばなかった。
日本人の母を持つヌートバーは、野球日本代表「侍ジャパン」の一員として第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場。全7試合でリードオフマンを務めて打率.269で世界一に貢献し、守備でもガッツあふれるプレーでファンの心を掴んだ。
レギュラー定着を目指す25歳は、母・久美子さんと父・チャーリーさんの見守る前で、今季初めての快音を響かせた。