千賀滉大の“宝刀”は「テーブルから落ちている」　背後で見守った同僚驚愕「ヤバかった」

センターから投球を見つめたファム「テーブルから落ちているかのようだった」

■メッツ 5ー1 マーリンズ（日本時間3日・マイアミ）

　メッツの千賀滉大投手は2日（日本時間3日）、敵地・マーリンズ戦で初登板初先発し、メジャー初勝利を挙げた。5回1/3を投げ3安打8奪三振3四球1失点。立ち上がりは苦しみ1失点したものの、2回以降はフォークが冴えわたり、快投を披露。チーム内からも称賛の声が上がった。

　初回、連打を浴びて1失点し、連続四球で1アウトも取れないまま満塁のピンチを招くも、フォークで連続三振を奪うなどしてピンチを切り抜けた。その後は四球ゼロ、5回に浴びた安打1本のみに抑え、3点リードの6回に先頭打者から空振り三振を奪ったところで降板した。

　メジャー初登板を見届けたジェレミー・ヘフナー投手コーチは「彼はエグイ球を投げる。ローテーションのトップで投げる能力を持っている。彼は年間を通じて我々にとって素晴らしい投手になってくれるだろう」と満足気な様子だった。

　地元紙「ニューヨーク・ポスト」や「デイリーニュース」は、チームメートのコメントを伝えた。遊撃を守るフランシスコ・リンドーア内野手は、初回のピンチで「俺がついているぞ。謝らなくていいんだ」と励ましたという。この日2ランを含む3安打3打点と活躍したトミー・ファム外野手は「センターから見ていたよ。（千賀の球は）ヤバかったね。テーブルから落ちているかのようだった」と“お化けフォーク”に太鼓判を押した。

（Full-Count編集部）