巨人・オコエ瑠偉が移籍後初の猛打賞 原監督もご満悦「数年うちにはいなかった選手」
1点リードの7回2死満塁…貴重な2点適時打で勝利に貢献
■巨人 7ー1 阪神(11日・東京ドーム)
巨人・オコエ瑠偉外野手が11日の阪神戦(東京ドーム)で今季初の猛打賞をマークし、連敗ストップに貢献した。「1番・中堅」で先発出場。1-0の7回2死満塁の場面。阪神先発の西勇輝投手から右前へ2点適時打を放ち、今季初の伝統の一戦での勝利をたぐり寄せた。7-1で勝利した試合後、巨人・原監督はオコエの打撃に「最初の打席で見事にシュートを跳ね返した。数年うちにはいなかった選手」と目を細めた。
オコエは初回に左前安打をマーク。3回の第2打席では右翼フェンス直撃の二塁打を放った。第3打席でも惜しくも中飛になったが、打球は左中間最深部へ飛んでいった。打撃内容の良い状態で入った第4打席。多少、詰まりはしたが、思い切りのいいスイングで右前へ打球を運んだ。移籍後初となる猛打賞となる一打でリードを3点に広げた。一塁ベース上でベンチに向かってガッツポーズを見せ、連敗の悪い流れを一蹴した。
オコエにとっては5年ぶりの猛打賞。それを伝え聞いた指揮官は「5年ぶり何度目かというところが(大事で)ね。まあ、これから100回くらい打ってくれるということを願いたいです」と期待を込めた。この日は2008年以来の原巨人vs岡田阪神の対戦。15年ぶりの“伝統の一戦”だったが、昨年の現役ドラフトで楽天から移籍したオコエが躍動し、原監督がまず先手を取った。