打者崩れ落ち立ち上がれず…　糸引く“極上直球”は「打てねえ」「MLB行くべき人」

西武・平良海馬は6回1安打2失点で先発転向後初白星

■西武 8ー3 ロッテ（11日・ベルーナドーム）

　西武の平良海馬投手が、11日に本拠地・ベルーナドームで行われたロッテ戦で今季初勝利を挙げた。6回、この日最後となる104球目に投じた外角低めの154キロ直球は、見逃し三振した打者が膝から崩れ落ちて悔しがったほどの究極の1球。ファンは「まじでいい球やな」「このクイックで投げられたら打てねえ」「MLBに行くべき人やな」と絶賛している。

　昨季61試合に登板して35ホールドポイントで最優秀中継ぎに輝いた平良。今季から自らの希望で先発に転向したが、役割が変わっても威力抜群の直球は健在。6回2死一塁から、山口にカウント2-3から投じた154キロは、糸を引くように捕手のミットに吸い込まれた。ストライクのコールに、山口は膝をついてしばらく立ち上がることができない。一方の平良はクールに顔色1つ変えず足場をならしている。6回1安打2失点で先発転向後初白星を手にした。

「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeなどが映像を公開すると「平良やっぱバケモンだわ」「このリリースポイントから出るノビキモストレートをアウトローに決められたら打てるわけがないんです」「えぐすぎ」「ガッツポーズとかするわけでもなくめっちゃ落ち着いてるの好きやわ」「それでも首かしげてるしすごいなぁー」「最後の山口選手の崩れ方芸術点高い」といった反応があった。