大谷翔平、不正投球を「疑われました」 球審から“ベタベタ”…あらぬ疑いに苦笑い

試合後の取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:小谷真弥】
試合後の取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:小谷真弥】

5回終了後、マルケス球審が大谷の粘着物質の使用を疑う

■エンゼルス 2ー0 ナショナルズ(日本時間12日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地・ナショナルズ戦に「3番・投手」で投打同時出場し、今季2勝目を挙げた。6四死球を与えたものの、今季最長7回1安打無失点と好投。防御率は驚異の0.47となったが、試合中に不正投球を疑われる珍しいシーンもあった。

 5回を投げ終えた直後だった。三塁ベンチへ向かう大谷の前に、険しい表情のマルケス球審が立ちはだかった。左上腕を確認した球審は思わず笑顔。大谷の左腕をポンと叩いた。どうやら厳しく禁止されている粘着物質の使用を疑っていたようだ。試合後、大谷は「疑われました」と苦笑いを浮かべた。

 メジャーでは今季から投球間の時間制限「ピッチクロック」の新ルールを採用。大谷は自らサインを出す電子機器「ピッチコム」を左上腕のユニホームの下に巻き付けている。投球の度に触るため、日頃から大谷の投球を知らない審判なら疑問に思っても仕方ないと言えるが……。これもピッチクロックの新ルールを導入したからこその珍事と言えるだろう。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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