大谷翔平、173キロ勝ち越し適時打 名物実況「勝負強い」 “42”で今季4度目マルチ

第4打席で中前適時打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
第4打席で中前適時打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

5回左前打で自己最長36試合連続出塁、松井秀喜に並び日本人5位

■レッドソックス ー エンゼルス(日本時間16日・ボストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地・レッドソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場し、5回の左前打で自己最長の36試合連続出塁をマークした。6回の第4打席では勝ち越し適時打。4試合ぶり今季4度目のマルチ安打を記録した。

 同点の6回2死二塁、左腕ブレイナーの外角フォーシームを中前へ打ち返した。打球速度107.4マイル(約172.8キロ)と速かった。二塁走者・ウォードが生還する勝ち越しタイムリーとなった。地元放送局バリースポーツウエストの名物解説マーク・グビザ氏は「本当に勝負強い」と感嘆の声をあげた。

 送球間には二塁へ進塁する好走塁。実況のウェイン・ランダゾは「去年ならアウトでしたが、今年はベースが大きくなっています。オオタニが長い脚を突き出してスライディングしました」と解説した。熱狂的なファンが集う敵地を驚かせた。

 2点を追う5回無死二塁。右腕ピベッタの外角高めフォーシームを左前に落とした。昨年9月11日(同12日)の敵地・アストロズ戦から続く自己最長の連続試合出塁を「36」に更新。1995年チリ・デービス、2011年エリック・アイバーに並び球団歴代3位となった。日本選手では2005年松井秀喜に並ぶ歴代5位だ。1死一、三塁からウルシェラの中前適時打で同点のホームを踏んだ。

 この日は黒人初のメジャーリーガーの功績を称える「ジャッキー・ロビンソン・デー」で、全球団の選手が背番号42を着用。昨季はメジャー5年目で同イベント日に初本塁打を含む2本塁打を放っている。バットで勝利へ導きたい。

【実際の映像】打球があっという間にセンター前に… 目の覚めるような当たり、大谷翔平の勝ち越し適時打

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