WBC米国監督の予言的中の“ヤ軍粉砕弾” 大谷翔平の「異常さ」まくし立てる
マーク・デローサ氏が力説「彼がしていることは常軌を逸脱している」
■エンゼルス 5ー2 ヤンキース(日本時間19日・ニューヨーク)
エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地でのヤンキース戦に「2番・指名打者」で先発出場し、初回に7試合ぶりとなる決勝の4号2ランを放った。相手の主砲アーロン・ジャッジ外野手ともに、試合前から注目されていた一戦。WBC米国代表監督マーク・デローサ氏は「ヤンキースタジアムに今すぐ言って実際に彼を見てください」と呼びかけていた中、予言が的中するかのような驚弾だった。
デローサ氏は米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBセントラル」に出演。大谷に投打での“異常さ”について「彼がしていることは常軌を逸脱しているからです」と力説した。打撃面では、直球と直球以外の球の両方で長打率.520を超えいる点に触れ、メジャーではヨルダン・アルバレス(アストロズ)とラファエル・デバース(レッドソックス)とともに3人しかいないことを強調。「打撃面では球界屈指の打者と肩を並べるような内容です」と述べた。
一方の投手でも「最近10先発で見れば、彼は球界一の投手です。そして、期間を限定せずとも、彼は球界で5本の指に入る投手だとも言えます」と説明。もはや比較対象がないといい「よくみんな言いますよね、ベーブ・ルースだ、二刀流だって。でもそういうことをいう必要もない。彼のしていることを、このレベルでできた人は誰もいない」と言い切った。
デローサ氏の熱弁は続き「もう一度言いますが、彼はチームのエースでもありますし、最近の内容ではMLB屈指の先発投手と言っても過言ではありません」とも。この絶賛を裏付けるかのように、世界の二刀流は名門ヤンキースを撃破する一撃を放ってみせた。ヤンキースとの3連戦は20日(同21日)まで。まだニューヨーカーたちに目撃するチャンスは残されている。
(Full-Count編集部)