大谷翔平“幻の5号”は「なぜスタンドに入らない」 トラウトもHR強奪ジャッジに衝撃

ヤンキース戦でスタンドインしそうな大飛球をキャッチされたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
ヤンキース戦でスタンドインしそうな大飛球をキャッチされたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

元ヤンキースコーチのネビン監督「ジャッジは攻守でゲームチェンジャーだ」

■ヤンキース 3ー2 エンゼルス(日本時間20日・ニューヨーク)

 エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地のヤンキース戦に「2番・指名打者」で先発出場したが、4打数無安打で3試合ぶりの無安打に終わった。初回に本塁打性の打球を放ったが、中堅・ジャッジがジャンプ一番で好捕。幻の5号となった。元ヤンキース三塁コーチのフィル・ネビン監督は「(ジャッジは)敵に回ると楽しくない。何度もああいうプレーを見てきた。攻守でゲームチェンジャーだ」と称えるしかなかった。

 昨季のMVP男・ジャッジに攻守で苦しめられた。大谷のHRキャッチ後の初回に先制6号2ラン。同点に追いついた8回2死一塁ではドルーリーの右中間への打球をダイビングキャッチされた。抜けていれば勝ち越し点を挙げていた。「きっとこれからもMVPに選出されるだろう。彼のことは大好きだが、今はそれほど好きではないよ」と唇をかみしめた。

 大谷がHRキャッチされた打球は速度111.5マイル(約179.4キロ)、飛距離411フィート(約125.3メートル)。予測打率xBA.970とほぼほぼ本塁打になる打球だった。トラウトは「あの打球(大谷の打球)がなぜスタンドに入らなかったのか分からない。打球速度111マイルに打ち出し角度33度。風があんなに吹いてさえいなければ。だがジャッジはいいプレーをした。今日は鍵を握るプレーをいくつか決めて、試合の流れを変えたことは明らかだ」と賛辞の言葉を並べていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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