大谷翔平は「何を投げてもエグかった」 代役捕手が抜群コンビ「見た中で一番いい球」
ウォラックは3回に決勝2ラン、ロイヤルズ対策は「スカウティングレポートを一緒に調べてただけ」
■エンゼルス 2ー0 ロイヤルズ(日本時間22日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地・ロイヤルズ戦に「2番・投手」で投打同時出場し、今季3勝目を挙げた。7回で今季最多11三振を奪い、2安打無失点と好投。正捕手のオハッピーが左肩の炎症で負傷者リスト入り。メジャー昇格したばかりのチャド・ウォラック捕手とバッテリーを組んだ。3回に決勝2ランを放ち、ヒーローインタビューを受けたウォラックは「全ての球が機能していた。何を投げてもエグかった」と振り返った。
試合前に大谷とロイヤルズ打線の対策をした。「ただスカウティングレポートを一緒に調べてただけだよ。実にシンプルなものだったけど、十分だったね」。大谷からサインを出す電子機器「ピッチコム」を使うのも公式戦初めてだった。160キロを超える剛速球とカーブを効果的に使い、「彼の球を受けるのが好きなんだ。僕が見た中でおそらく一番いい球だった」と賛辞の言葉を並べた。
大谷はウォラックについて「素晴らしかったですね。コーナーのボールもしっかりフレーミングしてストライクをどんどん取れるように一生懸命やってくれていた」と語った。2017年からレッズ、マーリンズでプレーし、昨季からエンゼルスに加わった31歳。代役とは言わせない活躍を見せたいところだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)