菊池雄星は「MLB級の投手として復活」 無傷の4連勝を地元メディア絶賛「シャープな投球」

ホワイトソックス戦に先発したブルージェイズ・菊池雄星【写真:ロイター】
ホワイトソックス戦に先発したブルージェイズ・菊池雄星【写真:ロイター】

5回2/3を投げ、8奪三振無失点で4勝目を挙げた

■ブルージェイズ 8ー0 ホワイトソックス(日本時間27日・トロント)

 ブルージェイズの菊池雄星投手は26日(日本時間27日)、本拠地・ホワイトソックス戦に登板し、5回2/3を投げて8奪三振無失点で4勝目(0敗)を挙げた。好投を続ける左腕を地元メディアもこぞって称賛している。

 地元紙「トロント・サン」は「キクチがブルージェイズの5人ローテで4勝目一番乗り。かつてオールスターに選ばれた時のプレーが、この日も垣間見えた。彼はMLB級の投手として本格的に復活し、それを維持できるのかもしれない」と今季の好調ぶりを評価した。

 今季はここまで5試合に先発。9日(同10日)のエンゼルス戦では4回1/3を投げて6失点と崩れたものの、その他の試合ではいずれも5回以上を投げて1失点以下の好投を続けている。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」も「ユウセイ・キクチはローテーションの勢いを維持し、ブルージェイズは今季初のスイープ。無失点登板で、この左腕の防御率は3.00に下がり、今季5先発中4試合で1失点以下となり、2023年の復活が続く」と注目している。

 ヤフースポーツ・カナダは「ブルージェイズ加入以来、キクチにとっては困難な道のりだったが、現在はすべてをうまくやっている。最近の彼はシャープな投球をしている」と称賛。今季の直球の平均球速が95マイル(約152.9キロ)を超えている事を挙げ、左投手で同等の数字を出せる存在は「ほとんどいない」と強調。スライダーの球速向上と、スプリットチェンジの扱いに馴染んでいることも好投の要因だと分析した。

(Full-Count編集部)

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