大谷翔平を「上回る努力をする」 盟友トラウトは二刀流から刺激「勝ちたいんだ」
トラウトはチームメートになって6年目の大谷翔平をどう見ている?
■エンゼルス 11ー3 アスレチックス(日本時間27日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は在籍6年目。主砲のマイク・トラウト外野手とは“盟友”のような関係を築いている。米メディア「FOXスポーツ」のインタビューに答えたトラウトは、大谷から受ける刺激について語り、さらに「彼は勝ちたいんだ」と今オフの去就も注目される大谷の心中を代弁した。
2人は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では決勝で対戦。最後は大谷がトラウトを抑え、日本が優勝を決めた。「FOXスポーツ」のケン・ローゼンタール記者の、大谷との関係についての質問にトラウトは「素晴らしい関係を築いている。彼の体のケアの仕方、ふるまい、そしてあれだけメディアの注目を浴びる中で毎晩投打にわたり活躍する姿を見ているだけで、本当に見事だと思う」と答えている。
続けて「素晴らしいチームメートだし、素晴らしい男だ。彼は勝ちたいんだ」。まるで大谷の心中を代弁するかのような言葉を並べた。
さらに「2人はたがいに切磋琢磨している感じですか? それとも全然違うタイプの選手なので、ライバル意識は持たない感じですか」という質問にトラウトは「僕らは互いにハッパをかけあっている。それがチームメートのすることだと思う。互いにベストを引き出す努力をする。彼がしていることを見て、自分はそれを上回る努力をする。毎年そうだ」と、大谷の存在が自らのレベルも引き上げていると語っている。
さらに、2014年からプレーオフへの出場がないチームの現状に触れ「トラウトをプレーオフに連れていけ、オオタニをプレーオフに連れていけというような表現には神経を逆なでされる」と心境を吐露。「僕は野球が大好きだし、プレーをとても楽しんでいる。だが、勝ちたい」と口にしている。
ここまで、大谷が打率.261、5本塁打。トラウトは.311、5本塁打。誰より勝ちを願う2人の切磋琢磨が、エンゼルスを久々のプレーオフ進出に導くだろうか。
(Full-Count編集部)