選手と一緒にまさかのお立ち台 チーム支え36年…グラウンドキーパー徳永さんが有終の美

お立ち台に上がったソフトバンク・森唯斗、グラウンドキーパーを務めてきた徳永勝利さん、栗原陵矢(左から)【画像:パーソル パ・リーグTV】
お立ち台に上がったソフトバンク・森唯斗、グラウンドキーパーを務めてきた徳永勝利さん、栗原陵矢(左から)【画像:パーソル パ・リーグTV】

森、栗原に促され壇上へ「ビックリです」

■ソフトバンク 5ー3 楽天(27日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは27日、本拠地PayPayドームで楽天に5-3で勝利した。この日は36年間、グラウンドキーパーとしてホークスを陰ながら支えてきた徳永勝利さんにとって最後の試合。見事に勝利で徳永さんの最終戦を飾ると、栗原陵矢外野手、森唯斗投手に促されてお立ち台に一緒に上がる珍しいシーンもあった。

 今季初先発した森が6回無失点と好投すると、6回2死満塁で栗原が値千金のグランドスラム。7回に1点差に迫られたものの、リリーフ陣が踏ん張って逃げ切った。殊勲の一打を放った栗原は「36年間ホークスを支えてくれた徳さん(グランドキーパー徳永さん)の為にも絶対に勝利をという思いだけでした」と振り返っていた。

 試合後のヒーローインタビューでは栗原、森と共にお立ち台に上がった徳永さん。「ビックリです。なんでグラウンドキーパーがお立ち台に上がるんやって。栗のホームランは僕の一生の思い出になったのでありがたかったです」と感動の面持ちだった。

【実際の場面】36年の裏方生活の最終日に…選手からの贈り物に徳永さんは「ビックリ」

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