「大谷翔平の年だ」 WBC制覇で全てが規格外…敵地も熱狂させる人気と高騰する“お値段”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

MLBネットワーク・モロシ記者「オフもエキサイティングになる」

 エンゼルス・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地・アスレチックス戦に「3番・指名打者」で先発出場し、8回にダメ押しの6号2ランを放った。藤浪晋太郎投手との同学年対決となった6回には左前打を放ち、チームの逆転勝ちに貢献した。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)から1か月ちょっと。大会MVPに輝いた二刀流の世界は、米国でも変わったように映る。

「今年はオオタニにとって本当に長いシーズンになるね」。こう語るのはMLBネットワークの敏腕記者ジョン・モロシ氏だ。今季終了後にはフリーエージェント(FA)となる二刀流。数々のニュースをすっぱ抜いてきた敏腕記者は、今オフの見通しを立てる。

「今年はショウヘイ・オオタニの年だ。(WBCだけでなく)オフもエキサイティングになるでしょう。興味深いことは前回は二刀流としてプレーできるチームを希望していたが、(オファーした)半分のチームしか二刀流プランを提示しなかった。でも両リーグDH制になり、今となってはどこにでも行ける。最後まで見守りましょう。興味深い」

 当然、“お値段”は高騰する一方だ。5億ドル(約669億円)契約でも史上初。米ロサンゼルス・タイムズ紙からは6億ドル(約803億円)との予想も出ていた。モロシ記者は「最低でも4億ドル(約535億円)はいくでしょうね」と見積もった。ただ、前例のない二刀流の新契約は“青天井”状態。予想するのは難しいという。

「今日はオオタニが取材対応する」 NYメディアも大集合、約50人の囲み取材に

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