WBC代表を辞退&漏れた選手たちの“今” 新天地で爆発の捕手、阪神右腕は苦戦

ソフトバンク・柳田悠岐、オリックス・森友哉、巨人・坂本勇人(左から)【写真:矢口亨、小林靖】
ソフトバンク・柳田悠岐、オリックス・森友哉、巨人・坂本勇人(左から)【写真:矢口亨、小林靖】

オリ森友哉は打率.333でトップ、鷹・柳田が2位で続く

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した野球日本代表「侍ジャパン」。出場を辞退、もしくはメンバーから漏れた選手には、侍ジャパンの経験が豊富だったり、近年活躍したりしているプレーヤーもいた。プロ野球開幕から約1か月。こうした選手たちの現在地を検証する。(記録は27日現在)

 辞退した選手では、西武からオリックスにFA加入した森友哉捕手がここまで全試合に出場し、打率.333でリーグトップ。攻守に活躍を続けている。ソフトバンクの柳田悠岐外野手も打率.323で2位につける。

 先発への準備に注力するため辞退した西武・平良海馬投手は2勝、防御率1.89をマークしている。ただ、19日に出場選手登録を抹消された。一方、巨人・坂本勇人内野手は打率.153。今後の復調が待たれる。

 漏れた選手では、これまでに多くの実績を誇る楽天・田中将大投手は4登板で2勝1敗、防御率3.63。21日の日本ハム戦では7失点したが、無難に滑り出したと言えそうだ。DeNA・山崎康晃投手はリーグトップタイの7セーブをあげている。広島・菊池涼介内野手も1番打者としてチームを牽引。打率.321はリーグ7位だ。

 やや苦しんでいるのが昨年のセ3冠、阪神・青柳晃洋投手だ。ここまで1勝2敗、防御率4.95。直近2試合は5回を持たずに降板し、黒星を喫している。楽天・浅村栄斗内野手は打率.214とやや出遅れた。

 昨秋の親善試合で招集された阪神・佐藤輝明内野手は26日の巨人戦で待望の一発が飛び出したが、打率.191と苦しんでいる。一方、同僚の近本光司外野手は.351でリーグ4位につける。実力者たちが今後、どういう働きを見せるか。注目される。

(Full-Count編集部)

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