松井秀喜が“プロの原点”で本塁打 切磋琢磨した先輩との記憶…「飛距離は負けていない」

背番号55の後継者、巨人・秋広優人にエール

 巨人で今、2軍で経験を積み、1軍で奮闘しているのは背番号55の後継者、秋広優人外野手だ。「早速、結果を残しているというニュースは見させてもらってます。同じユニホームで同じ番号を付けた後輩ですので55番が東京ドームで躍動する姿を見られるのはうれしいので、応援していきたいなと思います」とエールを送った。チームの勝利に貢献できる選手になることを願っている。

 今回の野球教室は小学4年生から6年生が対象となった。現役引退をして10年。松井氏がメジャーのユニホームを着て、プレーした姿をリアルタイムで見た子は少ない。それでも打撃投手を務めた松井氏の球を打つことができたことに喜ぶ子は多かった。

「たぶん(喜んだ)その子のお父さん、お母さんが(私の)ファンだったと思う。子どもは絶対に知らない。でも、両親から『こういう選手だったんだよ』と思ってくれたのはうれしいですね」。松井氏がこのように子どもたちと触れ合い、未来を見つめてくれる限り、野球ファンの脳裏からその活躍の記憶が消えることはない。

(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)

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