鷹・投壊…22被安打9失点で惨敗 オリに屈辱の“先発全員マルチ安打”指揮官「2回で1試合分」

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:矢口亨】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:矢口亨】

昨年7月以来の20被安打以上…藤本監督は「よく打たれましたね」

■オリックス 9ー4 ソフトバンク(3日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは3日、本拠地で行われたオリックス戦に4-9で敗戦した。投手陣は毎回の22被安打、計9失点を許した。先発の武田翔太投手は2回6失点、被安打11で2敗目を喫し「チーム、ファンの方に申し訳ないとしか言えません。本当に申し訳ない」と球団を通じてコメント。チームは4連敗となり、貯金がなくなった。

 初回は3安打を浴びて1死満塁を招いたが、頓宮を三振、ゴンザレスを左飛に打ち取ってしのいだ。だが、1点リードをもらった2回に崩れた。1死から3連打で同点にされると、中川には左翼席に勝ち越しの3ランを浴びた。その後も4連打と、この回だけで6点を失った。リリーフ陣含めて5投手でなんとか9回までつないだが毎回被安打となり、3者凡退は1度もなかった。

 20被安打以上を浴びたのは、2022年7月20日の楽天戦(北九州)での21被安打以来だった。試合後、藤本監督は「よく打たれましたね。2回で1試合分、打たれましたね」とうなだれた表情。武田の投球にも「誰がどうのこうのはないとより、毎回走者を出しているわけだし。守りが長くなったら、試合っていうのは負けている方向だと思うし。その辺のところですね」と言及。試合後の会見は50秒ほどで終えた。

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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