マイコラスが大谷翔平を称賛「野球の発展に貢献」 2安打浴びるも「楽しかった」

エンゼルス戦に先発したカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:ロイター】
エンゼルス戦に先発したカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:ロイター】

勝ち投手の権利を持って降板も、チームは逆転負け

■エンゼルス 6ー4 カージナルス(日本時間4日・セントルイス)

 カージナルスのマイルズ・マイコラス投手が3日(日本時間4日)、本拠地で行われたエンゼルス戦に先発。5回2/3を投げ、3失点で降板。勝ち投手の権利があったものの、チームは9回に逆転を許して敗戦。今季2勝目はならなかったものの、エンゼルスの大谷翔平投手との投げ合いについては「対戦できて楽しかった」と振り返った。

 前日から大谷との対戦を楽しみにしていたというマイコラスは「興奮していた。私は日本で3年プレーしたけど、対戦することができなかったから、今日対戦できて楽しかった」とうなずいた。続けて「彼は野球界にとてつもないほど貢献している。競技の発展に貢献し、NPBを見てきた人たちの関心を引かせる存在だ」と語った。

 打者・大谷との対戦は、2本の右前打を浴びて3打数2安打だった。初回の第1打席では初球を弾き返され、3回の第2打席では甘く入ったシンカーを適時打とされた。「あまりいい球を彼に投げられなかったが、大事なのはフライを打たせないことだ。また対戦する機会があれば何をすべきか理解している」と分析した。

 3回には大谷に続いてレンフローにも適時打を浴び、リードを2点に広げられた。「感情が突然爆発しそうになった。ポテンヒットやゴロがベースに当たって2失点。とてもイライラしたけど、我慢したのでそのあと何イニングかはいい投球をすることができた。これが野球だ。たった1イニングで、正気を失ってはいけない」とその後は無失点投球で逆転を呼び込んだ。6回2死からウォードに中前打を浴びて降板したが、2勝目の権利を持って降板した。

 しかし、チームは9回に4番手のガジェゴスが3失点し逆転負け。依然地区最下位と苦しんでいる。「厳しい敗戦だが、それも野球だ。シーズンは長いので、今後も同じような状況が訪れたら私はジオ(ガジェゴス)を起用する。時には思い通りにいかないことがあるが、これが野球であり、人生でも同じことが言える」と語った。

(Full-Count編集部)

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