千賀滉大、制球苦しむも4勝目 修正力を指揮官は評価「更に良い投手になる可能性」

ロッキーズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
ロッキーズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

千賀滉大、4四球に「ボール球も多いので、反省点はたくさん」

■メッツ 1ー0 ロッキーズ(日本時間6日・ニューヨーク)

 メッツの千賀滉大投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたロッキーズ戦に先発し、6回2安打無失点の好投で、今季4勝目をマークした。この日は3回までに4四球を与えたが、試合中に修正を施した。試合後は「とにかく、このチームは勝たないと。負けは似合わない」と連敗を3で止め、充実の表情だった。

 初回に2四球を与えてピンチを迎えたが、後続を仕留めて波に乗った。4回2死から中安打を許すまで、無安打投球。球威ある直球と、落差のある「お化けフォーク」で好投したが「相変わらず四球も多かった。ボール球も多いので、反省点はたくさんありますけど、今日の試合は連敗で来ていたので、絶対に勝つという気持ちでマウンドに上がったのがよかった」と振り返った。

 球数101球はメジャー移籍後、最多を更新。「今日はしっかり、スピードも出ていた。不安なくマウンドで投げられる準備が、ちょっとずつできている。これを継続していけたら」と手応えも感じた様子で、7回からは救援陣にバトンを託した。

 バック・ショーウォルター監督は千賀の投球を「グッド。直球の制球が良くなっていた。彼は更に良い投手になる可能性がある。6回を投げ切ってくれたのが(チームとして)大きかった」と褒めた。千賀は4月20日(同21日)ナショナルズ戦以来の今季4勝目。「このチームの一員になるために良いピッチングをするという気持ちでした」。懸命に腕を振って掴んだ白星だった。

(Full-Count編集部)

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