2戦連発の村上宗隆は「去年、良く見た光景」 名球会打者が復活を確信した“変化”

ヤクルト・村上宗隆【写真:小林靖】
ヤクルト・村上宗隆【写真:小林靖】

村上は第2打席で4号2ランを放ち、今季初の2試合連続本塁打

■ヤクルト 10ー9 DeNA(5日・神宮)

 ヤクルトの村上宗隆内野手が5日に行われたDeNA戦(神宮)で、今季初の2戦連発となる4号2ランを放った。試合は両軍合わせて11本塁打が飛び交う乱打戦となったが、最後は長岡秀樹内野手の劇的なサヨナラ2ランでヤクルトが10-9と逆転勝ち。昨季の3冠王が見せた豪快弾に、野球評論家の新井宏昌氏は「第1打席から修正して放った一発。状態が上がっている証し」と、復調を確信している。

 満員の本拠地・神宮に“村神様”が降臨した。2点を追う3回、2死二塁で迎えた第2打席だ。左腕・今永が投じた外角直球を振り切ると、打球は左翼席中段に飛び込む同点2ラン。打った瞬間“確信”するほどの一発だった。さらに7回には左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、この日は5打数2安打2打点の活躍だった。

 開幕から打率1割台と不振に陥っていたが、前日4日の巨人戦に続く豪快弾。直近3試合で13打数5安打の打率.385、2本塁打4打点と好調をキープする背番号「55」に新井氏は「外角を逆らうことなく、完璧に捉えた見事な一発。去年の好調時によく見た光景だった」と、賛辞を送った。

 新井氏は以前から村上の“修正能力”を高く評価しているが、この日もそれが見られたという。注目したのは、第1打席で空振り三振に倒れた1球だ。

「開幕直後は同じボールでやられるケースが多くみられた」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY