FAの目玉となる大谷翔平へ ヤンキースのコールは熱烈歓迎も…移籍問題で伝えたい大切なこと

剛腕コールは地元のエ軍からラブコールも「強いチームと契約することを望んでいた」

「強いチームと契約することを望んでいた。直近20、30年間くらいの戦いぶりを調べたりした。ヤンキースはここ20年間くらいでほぼ毎年のようにプレーオフに出場している。プレーオフにさえ出られれば、世界一になるチャンスは常にある」

 妻もカリフォルニア州出身だったが、ニューヨークでの生活を魅力的に感じたという。だからこそのヤンキース移籍だった。

 そんなコールから大谷にアドバイスがあるとすれば……。「時間をかけること。それに尽きるね」と短く言い切った。新契約は北米プロスポーツ市場最高額の6億ドル(約809億円)に到達する予想も出ている。「どうなるかなぁ。僕なら上限を決めるつもりはないよ」。かつて移籍市場の目玉として盛り上げた右腕も二刀流の相場は予想できないようだった。

 エンゼルスは今季ここまで地区2位。仮にどんなに負けが込んでも、今年のトレード期限前に大谷を放出する可能性はないと見られており、今オフにFA市場に出ることは確実視されている。「本当に楽しみだね」。現役最強右腕コールも大谷の去就に熱い視線を注いでいる。

○著者プロフィール
小谷真弥(こたに・まさや)1983年、大阪・大阪狭山市生まれ。埼玉・東松山市育ち。明大明治高、明大野球部を経て2006年報知新聞社に入社。地方部(富山・石川)を経て2009年に運動第一部(野球部)へ異動。2009年ロッテ、2010、11年横浜、2012年から巨人、2015年から日本ハム、2017年からメジャー担当。2019年2月からFull-Count編集部に所属。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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