FAの目玉となる大谷翔平へ ヤンキースのコールは熱烈歓迎も…移籍問題で伝えたい大切なこと

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

ヤンキース剛腕コールは共闘を熱望「オオタニとプレーしたくない選手いる?」

 今オフにフリーエージェント(FA)となるエンゼルス・大谷翔平投手は、移籍市場の目玉と注目されている。代理人を務めるネズ・バレロ氏は昨季まで主に本拠地のみの視察だったが、今季はニューヨークやセントルイスなど遠征にも帯同。何が起きるというわけではないが、いつもと違うピリッとした空気感を感じさせる。

 前例のない二刀流のFA交渉。大谷のような二刀流選手が加われば、先発ローテーションは中4日の間隔が中5日となるなど他の先発投手の起用法に影響が出る。当然、登板間隔が長くなればタイトル争いにも影響する可能性がある。

 ただ、そんなことを度外視して共闘を求めるのがヤンキースのゲリット・コールだ。アストロズ時代の2019年に最優秀防御率と最多奪三振の2冠。ヤンキースでは2021年に最多勝利、昨季は2度目の最多奪三振のタイトルを獲得した。今季は11年目で、通算135勝を挙げている名門球団のエース右腕だ。

「オオタニとプレーしたくない選手なんているのか? 彼はユニコーン。刺激を与えてくれる選手だ。子どもたちという次の世代にとってね」

 コール自身はアストロズからFAとなった2019年オフに移籍市場の目玉選手だった。当時は生まれ故郷に近いエンゼルスも移籍候補に挙がっていたが、2020年から9年総額3億2400万ドル(約437億円)でヤンキース入り。投手史上最高額となる巨額契約だった。

 10月31日にFAとなり、ヤンキースから契約合意が発表されたのは12月10日。去就決着までの41日間は自身の求める環境を熟考したという。

剛腕コールは地元のエ軍からラブコールも「強いチームと契約することを望んでいた」

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