吉田正尚の躍動を予感「全く疑わず」 ヌートバーが米国に戻っても尊重する“和の心”
WBCでともに戦い「ちょっとした予告編を見ることができた」
レッドソックスの吉田正尚外野手は、頼もしい打棒で日ごとメジャーでの存在感を増している。12日(日本時間13日)からは、WBCで共に戦ったラーズ・ヌートバー外野手が所属するカージナルスとの3連戦。その戦友は吉田の躍動を開幕前から予感していたといい「僕にとっては驚きではないよ」と語っている。
カージナルスの地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」の記事で、ヌートバーは吉田について「彼がスペシャルな選手であることは明らかだ。今シーズン、彼はそれを証明したと思う。WBCで、(彼の活躍の)ちょっとした予告編を見ることができたのは、とてもスペシャルな経験だった」と言及。元オリックスのアダム・ジョーンズ氏が「日本のフアン・ソト」と表現したことに触れつつ、メジャーで平均以上の打者になることを「全く疑ってなかった」と頷いた。
WBCですっかり日本との絆を強めたヌートバーは今季、エンゼルスの大谷翔平投手やカブスの鈴木誠也外野手、マリナーズのイチロー氏らとグラウンドで交流している。3月以来の再会となった吉田に対しては「彼はちょっと寡黙な感じだ。でも、彼と多くの時間を一緒に過ごすことができてよかった」「一緒に食事をして、お互いをよく知ることができたのはナイスだった。彼は、素晴らしい男だ。人柄もいいし、頭も良い」という。
日本選手たちの方が年上のため、毎度ヌートバーが試合前に挨拶に行っている。年下が気を遣うことに「僕は、その伝統が好きだよ」とニコリ。「尊敬の念を示すものだ。大切にしたい」と、米国に戻っても“和の心”は忘れないでいる。
(Full-Count編集部)