53億円左腕が防御率5点台、エース候補が7戦未勝利…番記者が指摘したエ軍の“欠点”
MLB公式は“応急処置”すべき点に「先発の軌道修正」を挙げた
■ガーディアンズ 8ー6 エンゼルス(日本時間14日・クリーブランド)
エンゼルスは13日(日本時間14日)の敵地・ガーディアンズ戦に6-8で逆転負けを喫した。4点リードの8回、中継ぎ陣が打ち込まれての敗戦だったが、MLB公式は先発陣にも問題があると指摘。3年総額3900万ドル(約53億円)で加入したタイラー・アンダーソン投手が防御率5点台と苦しんでいることなどに言及している。
MLB公式は「各球団が必要としている応急処置1つ」を挙げ、エンゼルスについては「先発投手陣の軌道修正」とした。記事は「シーズン序盤は好投していたが、最近のローテーションは苦しんでいる」と解説。「二刀流のスーパースターであるショウヘイ・オオタニでさえ、ここ3先発登板では防御率6.00となっているからだ。左腕のサンドバルは持ちこたえているが、アンダーソンとデトマーズは苦しんでいる」と伝えた。
大谷はここ3登板で18イニングを投げて自責12。この日先発した2020年のドラフト1巡目左腕リード・デトマーズは、5回2失点で勝ち負け付かず、0勝3敗、防御率4.89となっている。アンダーソンは7登板で防御率5.26。10日(同11日)のアストロズ戦で4回途中5失点のグリフィン・キャニングも防御率6.38と苦しんでいる。
ホセ・スアレス投手は左肩痛で約2か月間の離脱が見込まれており、ここまで救援で4登板のチェイス・シルセス投手に「頼る必要がある」とも。この日の敗戦で貯金2となったエンゼルス。今後貯金を積み重ねていくには先発投手陣の奮起が必要になる。
(Full-Count編集部)