鷹加入の助っ人右腕は“やっかいな敵”に? オリキラー誕生をOB警戒「昨年もやられた」

ソフトバンクのジョー・ガンケル【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのジョー・ガンケル【写真:藤浦一都】

ガンケルは阪神時代から京セラドームで3勝0敗の好相性

■オリックス 3ー3 ソフトバンク(14日・京セラドーム)

 ソフトバンクは14日、京セラドームで行われたオリックス戦に3-3で引き分けた。オリックスの新星・山下を6回途中でKOしながら、8回にセットアッパーのモイネロが追いつかれて、そのままドローで終わった。そんな中、光ったのは、7回途中2失点と好投したジョー・ガンケル投手だ。野球評論家の野田浩司氏は「千賀の穴がっていわれるけど、このままガンケルが加われば、ちょっと先発の幅も広がると思う」と見ている。

 ガンケルは4回、小田に2ランを浴びたものの、それ以外は無難な投球だった。野田氏は「両サイドの揺さぶりが非常にうまいし、外のカットとインコースのツーシーム、それと落とすボール、フォーク気味のボールもよかった。コントロールもいいですよね。オリックスの打者に、あまりいいスイングをさせませんでしたからね。今日のピッチングを見た限りでは、なかなか攻略するのが難しいピッチャーだと思いました」と話した。

 2020年から2022年までの3シーズンを阪神で過ごしたガンケルは、この日がソフトバンクでの初登板。ウエスタン・リーグでは4試合に登板し、3勝1敗、防御率1.48の成績を残して、1軍に昇格し、その実力を披露した格好だ。そして、特筆すべきはオリックスの本拠地である京セラドームで、この日も負けがつかず、3勝0敗と無敗の好相性を誇ることだ。

昨季はオリックス戦でも完投勝利「やられましたからね」

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