大谷翔平、5勝目も笑顔なし　サイクル安打ならずも「頭にありました」

7回3被弾5失点で5勝目、決勝9号を含む4安打3打点

■エンゼルス 9ー5 オリオールズ（日本時間16日・ボルティモア）

　エンゼルスの大谷翔平投手は15日（日本時間16日）、敵地・オリオールズ戦に「3番・投手」で投打同時出場し、7回4安打5失点で今季5勝目を挙げた。キャリアワーストの4試合連続被弾、ワーストタイの1試合3被弾と苦しんだが、勝ち越し9号3ランを含む4安打3打点で打率.303。自らのバットで勝利を手繰り寄せた。

　試合後に地元放送局バリースポーツ・ウエストのインタビューを受けた。二塁打が出れば、自身2度目のサイクル安打達成だった。「頭にはありました。ただ、投球が思うようにいかなかったので」と悔しい表情。9回2死一塁は左前打だった。「狙っていたか？」との問いかけに、「そこまではなかった。なんとかコンタクトして一、二塁にできればと思っていた」と振り返った。

　この日は負傷者リストから復帰したチャド・ウォラック捕手とバッテリーを組んだ。31歳捕手はバットでも3号ソロを含む3安打の活躍を見せた。「いいところで打ってくれて、流れを手繰り寄せてくれた。その流れに乗って、なんとか7回を投げることができたのは良かった」。エースの役割を果たし、安堵の表情を浮かべていた。

（Full-Count編集部）