右腕が“割り箸”の感覚…動かしたら折れそう 自暴自棄の苦悩経て復活期す育成24歳
2軍で5試合に登板し、防御率0.00「まずは支配下に」
手術直後は1軍の試合をテレビで見ていたが、次第に耐えられなくなった。「野球がしたい」という気持ちになるのがつらかった。外食をしたり、買い物をしたり、なるべく外に出て気分を紛らわせ、帰宅しても野球から離れようと努めた。野球が再びできるようになるのか、不安しかなかったという。
TJ手術を経験している與座海人投手、粟津凱士投手、齋藤大将投手らに相談した。「『俺もそうだったよ』『このトレーニングいいよ』とアドバイスしてもらいました」。それでも回復状況は人によって異なるため『このあたりから痛みが消えてきたよ』と言われても、自分はそうじゃないと不安になることもありました」。そんな時は「トレーナーさんに相談して『大丈夫、大丈夫』と言ってもらっていました」。多くの人に支えられ、歩みを進めてきた。
今季は実戦に復帰。ここまで2軍で5試合に登板し、1勝0敗、防御率0.00。4回1/3を投げ5三振を奪っている。復活への手応えを感じられるようになり、モチベーションは高まっている。「やっと、ちょっとずつ上がってきたなという実感があります。今しっかり投げられているので、トレーナーさんには感謝しかありません」。
(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)
