「キレと精度がたまらん」 新庄監督も大喜び、打者呆然の“宝刀”は「打てんやろ」
ハム宮西は同点の延長10回から登板、2三振を奪うなど1回無失点
■西武 4ー2 日本ハム(16日・エスコンフィールド)
日本ハムの宮西尚生投手のプロ16年目にして進化する“宝刀”が、ファンの驚きを呼んでいる。右打者の外角にズバリと決まり、見逃した打者も呆然。「スライダーキレキレ過ぎ」「最後の球あんなの打てんやろ」「ビタビタアウトローの外スラお見事」との声が上がっている。
16日にエスコンフィールド北海道で行われた西武戦の延長10回に登板。1死一、二塁のピンチを招いたが、古賀に対して最後は外角低めに124キロスライダーを決めて見逃し三振。続く児玉はワンバウンドするスライダーを振らせて三振に仕留め、力強くグラブを叩いた。これにはベンチの新庄監督もうれしそうに右拳を握った。
連続救援823登板を誇り、6月に38歳を迎える左腕。昨季は24試合登板にとどまり左肘の手術も経験したが、復活どころかさらに逞しさを増して帰ってきた。「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeが「国宝級“外角スライダー”」として映像を公開すると「ストレート速くなってるしスライダーのキレも全盛期超えてね?」「高低内外の出し入れ、緩急、スライダーだけで長年飯を食う男」「古賀に対して外角に決まった、スライダーのキレと精度がたまらん……」「真っ直ぐと外角のスライダーがエグい」といったコメントが集まった。