オリ扇の要がハイレベルな争い 森の負傷で一変…スタメンに“捕手3人”出場も
森は17日から代替指名選手として登録された
定位置争いに火が灯されている。オリックスの正捕手争いが熱い。17日に敵地で行われたロッテ戦から、森友哉捕手が帰ってきた。10日に神戸市内の病院を受診し「右足部骨挫傷」の診断を受けて離脱していたが、T-岡田外野手が特例2023の対象選手として抹消され、代替指名選手として登録された。
早速「4番・DH」でスタメン出場し、4回に中安打を記録するなど元気な姿を見せた。患部の状態を考慮すれば、マスクを被る試合はもう少し先になる可能性もあるが、打席には立てることを示してみせた。森は昨オフにFA移籍で西武から加入。今季ここまで30試合に出場して、打率.306、5本、16打点と打線を牽引している。
森に負けられないのが、同学年の若月健矢捕手だ。若月は2021年、2022年に連覇&日本一に貢献した経験を持つ。その際も、今オフに日本ハムに移籍した伏見寅威捕手と“併用制”だったが、チームに大きな影響を与えたのは間違いない。
若月は今季24試合に出場して、打率.292と奮闘を続けている。開幕から併用されていた2人の捕手だが、森が患部の状況を確認しながらの出場となれば「捕手・若月」と「DH・森」が“共闘”することになる。さらに、一塁は頓宮裕真捕手が守ることも多く、スタメン9選手中3選手が「捕手」ということになる。
また、17日の試合では、開幕から“控え捕手”としてベンチを盛り上げてきた石川亮捕手も途中出場(今季3試合目)して、今季初打席にも立った。全員が戦力――。3連覇を狙う中嶋オリックスが、捕手陣を“フル稼働”して突き進む。
(Full-Count編集部)