トラウト、大谷翔平の決勝打を絶賛「期待に応えた」 “トラウタニ弾”に笑顔「いい気分」
初回に大谷が先制右翼ソロ→3回にトラウトが左翼へ弾丸2ラン
■エンゼルス 6ー5 オリオールズ(日本時間19日・ボルティモア)
エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地・オリオールズ戦で先制の10号ソロを放ち、3年連続5度目の2桁本塁打を達成した。この日、主砲マイク・トラウト外野手も3回に10号2ランを放ち、11度目の2桁本塁打に到達。チームは同点の8回に大谷の決勝内野安打で6-5で勝利した。試合後、トラウトは「いい気分だね。トラウタニ・ホームラン。なかなかいいことだよね」と嬉しげだった。
この日、初回2死でまずは大谷がアーチをかけた。先発右腕ウェルズが投じた外角高めのチェンジアップを泳ぎながら捉えて右翼席へ。打球速度100.3マイル(約161.4キロ)、飛距離378フィート(約115.2メートル)だった。すると、3回1死一塁から今度はトラウトが左翼席へ強烈ライナーで運んだ。打球速度110.4マイル(約177.7キロ)、飛距離408フィート(約124.4メートル)、前日17日(同18日)に続く2試合連続の一発で、リードを広げた。
チームは7回に一度逆転を許したが、8回に同点に追いつき、さらに2死満塁で大谷が一塁への適時内野安打を放ち、勝ち越しに成功。これが決勝打となった。一走として大谷の打撃を見ていたトラウトは「期待に応えてくれた。左対左でタフな対戦だったが、彼はうまくやってくれた」と勝利を決める一打を褒め称えた。
これで今季“トラウタニ弾”を放った試合は3戦3勝。チームも再び貯金生活となった。エンゼルスは翌19日(20日)から本拠地に戻りツインズと対戦する。勝利を呼び込むアベック弾に、今後も期待がかかる。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)