エンゼルス捕手問題に有望株出現? キューバ出身21歳が躍進中「非常に優れた打力」

エンゼルス傘下のエドガー・クエロ【写真:Getty Images】
エンゼルス傘下のエドガー・クエロ【写真:Getty Images】

21歳のエドガー・クエロは2021年2月に2800万円でエ軍入り「素晴らしい投資」

 エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地・ツインズ戦に「3番・投手」で投打同時出場し、6回2安打1失点の好投を見せた。今季は投球の4割を占めていた魔球スイーパーを2割ほどに抑え、フォーシーム、カットボールなど他の球種を効果的に使い、9三振を奪った。

 この日の先発マスクはチャド・ウォラック捕手だった。大谷と開幕からバッテリーを組んできたローガン・オハッピー捕手が左肩手術を受けて戦線離脱後は先発マスクを被っている。これまで勝負球として使っていなかったカットボールで3奪三振。大谷は「細かいところはやっぱり何回もゲームをやらないと分からないと思うので。今回出た課題も、またコミュニケーションをとって、次につなげたいと思ってます」とウォラックとのコンビに前を向いた。

 エンゼルスでは昨季正捕手だったマックス・スタッシーの実戦復帰が見えてこない。ウォラックとマット・サイスが結果を出しつつあるとはいえ、捕手陣は人材不足だった。だが、マイナーには新たな有望株が出てきているようだ。21歳のエドガー・クエロ捕手だ。

 キューバ出身で、2021年2月に20万ドル(約2800万円)でエンゼルス入り。昨季は傘下1Aインランドエンパイアで111試合出場して打率.312、17本塁打、75打点。今季は傘下2Aロケットシティで開幕を迎え、ここまで打率.280、1本塁打、17打点。各球団の若手有望株を特集したMLB公式サイトは高く評価した。

「エンゼルスにとって非常に素晴らしい投資になりそうだ。キューバ人捕手は非常に優れた打撃能力を持っているので、20歳にして開幕を2Aで迎えることができた。彼は三振と同じくらい四球を選び、この両打ちには十分なパワーがある(特に左打席)」

 守備には課題があるというが、オハッピーと共にエンゼルスの捕手陣は「楽しみだ」と伝えている。MLB公式サイトの若手有望株ランキングでは球団3位。2022年ドラフト1巡目で入団し、今季メジャーデビューしたザック・ネト内野手のように、飛び級でメジャー昇格する可能性はあるのだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY