ヤ軍は148億円男の“戦力外”を「躊躇しない」 NYメディアが危惧する末路
ヤ軍ドナルドソンは今季わずか5試合の出場にとどまっている
元MVP男が、もどかしいシーズンを送っている。ヤンキースのジョシュ・ドナルドソン内野手は、太もも裏の故障で4月5日(日本時間6日)の試合を最後に負傷者リスト入りしている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、「アーロン・ヒックスがいなくなった今、ヤンキースはジョシュ・ドナルドソンも放出するか?」との見出しで、現状に注目している。
ブルージェイズ時代の2015年に41本塁打、123打点でア・リーグMVPを獲得。その後はインディアンス(現ガーディアンズ)などを経て、2020年からツインズと4年9200万ドル(約128億円)の契約を結んだ。その後、昨季開幕前にトレードでヤンキースに加入。昨季は132試合で打率.222、15本塁打62打点、OPS.682だった。
今季は5試合でわずか2安打。8日(同9日)には負傷者リスト入りし、5月22日(同23日)時点でもマイナーでの出場は18日(同19日)の1試合だけとなっている。アーロン・ブーン監督によると、自宅で何かを作っている際に親指を切る怪我したという。
同サイトでは12月に38歳を迎えるドナルドソンの、パフォーマンスの低下を指摘。「2021年から2022年にかけて、打球速度は94.1マイル(約151.4キロ)から90.7マイル(約146.0キロ)に、バレル率も17.4%から9.9%に落ちた。変化球やオフスピード系も打てず、球威のある投手についていくのに苦しんだ」としている。
20日(同21日)には、7年総額7000万ドル(約96億5000万円)の大型契約を結んでいたアーロン・ヒックス外野手が結果を残せずDFA(事実上の戦力外)となっていた。同サイトでは「ドナルドソンがもし復帰してからも打席で苦しむようなら、ヤンキースはヒックスの時と同じ異動を行うことに躊躇しないだろう」と予想している。
(Full-Count編集部)