復帰戦で失策…源田壮亮「申し訳ない」 “相棒”が語る違い「慣れるには時間かかる」
痛烈な打球をはじき適時エラー「ピッチャーに申し訳ない」
■オリックス 4ー1 西武(26日・ベルーナドーム)
3月のWBCで右手の小指を骨折し、開幕から戦列を離れていた西武の源田壮亮内野手が26日、本拠地・ベルーナドームで行われたオリックス戦で今季初出場を果たした。「2番・遊撃」で先発し、6回にはチーム唯一の得点となる左前適時打を放ち4打数1安打1打点。ただ、名人芸の遊撃守備では、最初の打球処理で適時失策を犯し、チームも1-4で敗れた。ようやく帰ってきたキャプテンのプレーを、球界最高レベルの二遊間コンビを組む“相棒”の外崎修汰内野手はどう見たか──。
源田は、打っては4点ビハインドの6回2死二塁のチャンスで、オリックス先発・山岡泰輔投手に対しカウント3-2から、難しい内角低めのスライダーを左前へ運ぶ“技あり”のタイムリーヒット。一塁ベース上で右拳を突き上げ、喜びを爆発させた。「ボールに食らいつきました。今日はイメージ通りのプレーができたと思います」と口元が綻ぶ。
一方、ゴールデングラブ賞5回を誇る守備では、不本意なシーンがあった。5回1死三塁のピンチで前進守備を敷いていたが、紅林弘太郎内野手が放った痛烈なゴロをはじいた。宙に浮いたボールを外崎が咄嗟に捕り、ホームへ送球するも間に合わず、三塁走者の杉本裕太郎外野手が本塁を駆け抜けていた。
「エラー」と記録されたことが少し気の毒に思えるほど強い当たりだったが、源田は「いやいや、エラーです。捕らないと。悔しいですし、ピッチャーに申し訳ないです」と頭を下げた。バックアップした外崎のプレーには「気付いたら後ろにいました。僕ら二遊間コンビでチームを引っ張っていきたいです」とうなずいた。