18億円右腕がまた乱調 防御率6.27に番記者バッサリ「契約はいい結果ではない」
シンダーガードは今季1勝4敗、防御率6.27
■レイズ 9ー3 ドジャース(日本時間27日・セントピーターズバーグ)
ドジャースのノア・シンダーガード投手が苦しんでいる。今季ここまで10試合に先発登板して1勝4敗、防御率6.27と思うような結果を残せていない。26日(日本時間27日)のレイズ戦では6回8安打6失点の投球で今季4敗目。MLB公式のドジャース番フアン・トリビオ記者は「また不調だった」と言及した。
シンダーガードは昨オフ、単年1300万ドル(約18億3000万円)でドジャースと契約。この夏、31歳を迎える右腕はメッツ時代の2016年に14勝、2018年に13勝をマークした。2020年のトミー・ジョン手術をへて2022年にはエンゼルスとフィリーズで計10勝を挙げて復活の期待を抱かせた。
データでは、球威の衰えが顕著になっている。直球の平均球速が2019年は97.8マイル(約157.4キロ)だが、今季は92.4マイル(約148.7キロ)と低下。160キロを超えていた当時の面影が見当たらない。
トリビオ記者は開幕から10試合に登板したシンダーガードについて「この契約はいい結果を出してない」とバッサリ。シンダーガードは「投球のことを考えると、前向きな感情があまり多くない。あのようなチーム(レイズ)を相手にうまく戦うには、持っている今の実力では足りない」と元気を失っている様子だと報じられている。
ただ、懸命に前を向いており「今の状態を吹っ切るために、登板間でとにかく懸命に取り組んでいく。投げる度に1%でも良くしていくことに集中すれば、良い状態になっていくと思う」と調整段階から状態の向上に努めていくつもりだ。
(Full-Count編集部)