大谷翔平、投打でタイトル獲得に現実味 奪三振数リーグ1位&HR2位の好成績で6月へ

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

2戦3発でリーグ単独2位に浮上…投手としては被打率1位の.155

■エンゼルス 12ー5 Wソックス(日本時間1日・シカゴ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は31日(日本時間6月1日)、敵地・ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場し、今季初となる1試合2発を放った。15号はア・リーグ単独2位。試合終了時点で、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手の18本に3本差となった。

 この日の2本目は右翼へ459フィート(約139.9メートル)飛ばす超特大の15号2ラン。マイク・トラウト外野手も初回に461フィート(約140.5メートル)の13号を放っており、今季5度目、通算27度目のアベックアーチとなった。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、スタットキャストが計測し始めた2015年以来、エンゼルスの選手が450フィート(約137.2メートル)以上のホームランを1試合で複数本打ったのはこれが初めてとなった。また一つ、大谷が記録を残した。

 5月は計8本塁打とし、本塁打王争いにも絡んできた。5月を終えて15本塁打は、46本塁打でMVPを獲得した2021年と同じペースだ。投手としてはここまで5勝(1敗)を挙げ、被打率は両リーグで最も低い.155を記録。奪三振数と奪三振率はア・リーグトップとなっている。

 米国でスポーツデータを提供する「コーディファイ・ベースボール」は「アーロン・ジャッジを除けば、ショウヘイ・オオタニは2021年以降ア・リーグの他のどの選手よりも多くの本塁打を打っている。ゲリット・コール(ヤンキース)とディラン・シーズ(ホワイトソックス)を除くと、ショウヘイ・オオタニは2021年以降ア・リーグの他のどの投手よりも多くの三振を奪った選手だ」と、投打それぞれでスーパースタークラスの成績を残している事実に注目した。5月は投手としては1勝に終わったが、15勝を挙げた昨季は5月終了時点では3勝(3敗)だった。投打両方でのキャリアハイ更新へ、6月のプレーにも注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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