WBC惨敗の韓国代表…3選手が“飲酒問題”で謝罪 日本戦の先発も「考え浅すぎた」

WBC1次ラウンド敗退となった韓国代表【写真:Getty Images】
WBC1次ラウンド敗退となった韓国代表【写真:Getty Images】

大会期間中に都内スナックで飲酒…3選手が謝罪、規定違反の可能性も

 3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会連続の1次ラウンド敗退に終わった韓国代表が、再び逆風にさらされている。大会期間中に都内で飲酒したことが報じられ、韓国野球委員会(KBO)が調査に乗り出す騒ぎとなっているのだ。1日に日本戦に先発したキム・グァンヒョン投手(SSG)ら3選手が飲酒の事実を認め、謝罪した。

 韓国の各メディアが伝えている。「スポーツソウル」によると、キム・グァンヒョンは1日の試合前に「今回、WBC期間に飲酒した選手は私であっています。不愉快な行動をしたので謝罪の言葉を伝えたかった」とした。ここまでの報道や調査では、選手の名前は明らかにされておらず、SNS上などで憶測を呼んでいた。

 さらに「大会期間に考えもなく行動したことについて、野球を愛するすべてのファンと先輩、後輩たちに心から申し訳ない。謝罪申し上げたい」と頭を下げた。

 続けて「ベテランとして考えが浅すぎた。自ら律することができなかったことを後悔している。関わった後輩にも申し訳ないという言葉をぜひ伝えたい。先人がつくった野球の道に、私が落書きをしたようで申し訳ない」としたという。KBOの調査に協力し、懲戒等の結果についても謙虚に受け入れるとした。1日付で1軍登録を抹消されている。チョン・チョルウォン(斗山)とイ・ヨンチャン(NC)の2選手も、1日の試合前にそれぞれ謝罪した。

 この騒動は5月末に「WBCに出場した代表選手が、1次ラウンドが行われた東京で大会期間、高級クラブに出入りし飲酒していた。試合当日の未明まで飲んでいた選手もいる」という報道が出たところが出発点。すぐにKBOが調査に乗り出していた。

 各球団から集まった経緯書によると、3人の選手がスナックに出入りしたと認めている。ただ試合前日という事実はなく、大阪から東京に移動した3月7日と、韓国が試合のなかった日の前日にあたる3月10日に飲酒したとされている。代表選手の飲酒を禁止する規定はないが、「代表選手として名誉と品位を守らなければならない」という規定に違反する可能性があるという。

(Full-Count編集部)

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