大谷翔平は「巨人のような存在」 娘が“日本語ボード”作成…敵ファン一家も魅了

エンゼルス・大谷翔平を応援に来たマイク・ウェルベスさん【写真:川村虎大】
エンゼルス・大谷翔平を応援に来たマイク・ウェルベスさん【写真:川村虎大】

ヒューストン在住のマイクさん「アストロズファンだけど…」

■アストロズ ー エンゼルス(日本時間2日・ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手を応援するのに、もはやチームは関係ない。1日(日本時間2日)の敵地アストロズ戦前、日本語のボードを掲げ応援するファンの姿があった。書いてあったのは「大谷さんは野球の巨人です!」。話を聞きにいくと、エンゼルスファンではなく地元のアストロズファンだった。

 日本語ボードを掲げていたのはヒューストン在住のマイク・ウェルベスさん。鞄の中にはアストロズのグッズがチラッと見えた。アストロズファンだというが、「皆、ショウヘイのファンだよ」と大谷だけは特別だという。

 日本語ボードを書いたのは、マイクさんの娘のレイチェルさん。現在は、韓国で英語を教えているため球場には来ていないが、大谷へ“愛”を伝えるために必死で日本語を勉強したという。マイクさんとレイチェルさんが大谷とともに好きなのが日本のアニメ「進撃の巨人」。「大谷は野球界にとって巨人のような存在なんだ」とボードに書いた文字の理由を明かした。

 ボードの裏には、「大谷さん、頑張ってください」「ありがとうございます」とローマ字で発音を記入した日本語も。「ショウヘイに会ったら声をかけるために娘が書いてくれたんだ」とマイクさんは話す。

 しかし、ボードをよく見ると「谷」という漢字の「ハ」の部分が足りなかった。記者が正しい漢字を伝えると、アクセントも完璧な日本語で「ありがとう」と返してくれた。大谷は翌2日(同3日)に先発予定。「アストロズファンだけど……ショウヘイはナンバーワンだから」と、どっちを応援するかは迷っている様子だった。

【実際の様子】よく見ると「谷」の字が違う…裏には発音も記載、敵軍ファンが掲げた“日本語ボード”

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