「韓国には大谷がいない」WBC“飲酒騒動”で大激震…メディアが羨む侍の「リーダー」
会食で結束固めた日本代表…あまりの違いにメディアが猛批判
韓国球界に激震が走っている。3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会連続の1次ラウンド敗退に終わった代表チームの3投手が、大会期間中に都内スナックで飲酒したと報じられ、謝罪する騒ぎとなっているのだ。さらに、優勝した日本の選手が食事会で結束を固めていった様子と比較し、「リーダー不在」を嘆く声に発展しつつある。
韓国メディア「MKスポーツ」は「韓国野球には大谷がいない」との見出しで伝えている。この事件は、WBCの際に都内の高級サロンで飲酒した選手がいるという報道が発端。韓国野球委員会(KBO)の調査が入り、日本戦に先発したベテランのキム・グァンヒョン投手(SSG)を始め、チョン・チョルウォン投手(斗山)、イ・ヨンチャン投手(NC)が休前日に都内のスナックに出入りしたとして謝罪している。
記事は「多くの人が目撃したように、日本は大谷翔平というエースがしっかりチームをまとめて優勝をつかんだ。メジャーリーグで活躍し、打者と投手を兼ねる二刀流で世界最高の立場にいる彼が侍ジャパンに献身する姿は、日本の野球ファンと国民に大きな感動を与えた」と、大谷の功績を紹介。「代表最年長のダルビッシュ有とともにリーダーを務め、謙虚に、しかし堂々と自分たちの目標を語る姿は輝いていた」とした。
韓国メディア「OSEN」は「今大会で、野球ファンの注目を集めた写真があった」として、宮崎でダルビッシュが開いた“宇田川会”や、その後野手も交えて開かれた侍ジャパンの会食を伝えている。「最初はダルビッシュが提案し、初めて代表に選ばれた若い投手が緊張しないようにという目的だった」「大阪の練習試合の時は、遅れて合流した大谷翔平まで参加する会食も開かれた。酒もあり、ワインと生ビールを楽しんだようだ。暖かい雰囲気で会食を終えて集合写真を撮った。ダルビッシュを中心に生まれた一体感を読み取ることができる」と、羨望の眼差しを向けている。
さらに「韓国代表は、選手たち自らの会食はなかったようだ」とする一方、3選手がスナックを訪れたのは、日本に大敗した3月10日の晩だと報じられているのを受け「選手内のリーダーシップが残念だ。会食できなかったキム・グァンヒョンは、2度もパブを訪れた。ほとんどの選手たちは、日本に惨敗した日の外出を控えただろうが、3選手はその日、夜霧を貫いて赤坂を訪れた」と、皮肉交じりに日本との差を伝えている。
(Full-Count編集部)