西武を助ける“4回までの男” 監督は絶賛「最高の仕事」…白星つかずも不満ないワケ

中日戦に先発した西武・本田圭佑【写真:宮脇広久】
中日戦に先発した西武・本田圭佑【写真:宮脇広久】

本田圭佑が2度目の先発起用で4回無失点の好投

■西武 2ー1 中日(7日・ベルーナドーム)

 西武は7日、ベルーナドームで行われた中日戦に2-1でサヨナラ勝ちをおさめた。先発の本田圭佑投手は、4回を投げて降板して白星の権利を得ることはなかったが、無失点で勝利に貢献。チームに欠かせないリリーフ右腕は、新たな場所で奮闘している。

 先発投手陣の相次ぐ不調により、先発経験のある本田に白羽の矢がたった。前回5月31日の阪神戦(ベルーナドーム)では2年ぶりに先発し、4回2安打無失点の好投を見せたていた。2度目の先発となる今回にかける思いは強かっただけに、真っ先に反省を口にする。

「最低でも5回以上は投げなければいけないと思っていました。連戦も続く中で、後ろの投手陣に負担をかけてしまって申し訳ないという気持ちです」

 3回には2死満塁のピンチを迎えるも、4番の石川昂弥内野手を三ゴロに抑えた。さらに続く4回にも1死一、三塁を招いたが、粘り強い投球で8番の龍空内野手を併殺打に仕留め、無失点で切り抜けた。本田の投球に、松井稼頭央監督は「前回に続き粘りながらでしたけど、それが本田の持ち味だと思うし、4回まででもしっかり投げてくれた事は非常に良かった」と称えた。与えている役割を理解した上で、指揮官はこう言う。

「ショートスターターって勝ちがつかないじゃないですか。ついても負け。その中でも最高の仕事をしてくれた。本田があそこで投げてくれたのが1番大きかった」

先発とリリーフ「便利屋みたいな感じでどっちも出来るようになれば」

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