エ軍24歳、復帰即特大弾でも降格危機? 指揮官“嬉しい悲鳴”…悩みは「いつもある」
アデルの今季1号をネビン監督も絶賛
■エンゼルス 3ー1 カブス(日本時間9日・アナハイム)
エンゼルスのジョー・アデル外野手は8日(日本時間9日)、本拠地で行われたカブス戦に「6番・右翼」でスタメン出場し、2回に今季1号ソロを放つなど、3打数1安打1打点で4連勝に貢献した。フィル・ネビン監督は「(悩みは)いつもある。レンフローが復帰したらライトを守るということだ」と、激しいポジション争いについて“嬉しい悲鳴”をあげた。
指揮官は「レンフローがいなかったら、代わりに仕事をしてくれる選手がいる。明日か明後日に(アデルが)いなくなるとは明言しない」と言葉を濁した。さらにアデルの一撃に「今日打ったホームランはチームにとって大きかったし、唯一(相手投手から)強打できたボールだった。凄い一打だった」と絶賛した。
アデルは2回先頭でカブス先発のスマイリーが投じた高めへのシンカーを捉えた。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、打球速度117.2マイル(約188.6キロ)はエンゼルスの今季最速弾とのことで、外野手は一歩も動くことができていなかった。
24歳のアデルは、昨年はメジャー88試合に出場。打率.224、8本塁打にとどまり、守備や走塁面でのミスが目立ち、レギュラー定着とはならなかった。今季は開幕前にマイナー落ちも、傘下3Aソルトレイクで55試合に出場、打率.277、18本塁打43打点と好成績を収め、7日(同8日)に今季初昇格していた。
ネビン監督は「2階席に打てる打者はあまりいない」とパワーを褒めつつも「最終打席も本当に素晴らしかった。四球を選んで、追加点を奪うチャンスを演出した」と、7回に選んだ四球についても評価した。
(Full-Count編集部)