降板後にグラブ投げ 菊池雄星の“激情”に地元TV局も衝撃「不満だったようだ」
スポーツネット・カナダの実況シュルマン氏「ハッピーではなかったようだ」
■ツインズ 3ー2 ブルージェイズ(日本時間10日・トロント)
ブルージェイズの菊池雄星投手は9日(日本時間10日)、本拠地・ツインズ戦に先発登板したが、今季7勝目はならなかった。5回4安打2失点と試合を作ったが、勝ち負けはつかなかった。防御率4.34。地元放送局「スポーツネット・カナダ」は、降板後に左腕が感情をむき出しにする場面に注目した。
好投手グレイとの投手戦。菊池は両軍無得点の5回1死一塁からテイラーに左中間へ先制2ランを浴びた。5回まで82球。ベンチ内でシュナイダー監督と話し合った。その後にグラブをベンチに投げつけてベンチ裏へ。地元放送局「スポーツネット・カナダ」で実況を務めるダン・シュルマン氏は「シュナイダー監督はキクチとハグしましたが、(菊池は)ハッピーではなかったようだ。そんなに感情を出す選手ではありません。憶測だけで語りたくないですが、降板を命じられて不満だったようです」と左腕の心情を思いやった。
解説を務めるバック・マルティネス氏は「トンネルに向けて、何かを投げつけましたね。ジョン・シュナイダー監督は勝利のために最善の手を打たなくてはいけません。キクチが降板すれば、4試合連続で5回で代えられることになります」と伝えた。いずれにしても菊池にとっては珍しいシーンだった。
(Full-Count編集部)