敵コーチから「本当にタフになったな」 自身3連敗でも…西武エースが示した成長
高橋光成は7回111球1失点の熱投も…自身3連敗で4敗目
■ヤクルト 2ー0 西武(10日・ベルーナドーム)
西武の高橋光成投手は10日、本拠地ベルーナドームで行われたヤクルト戦に先発し、7回1失点に抑えたが、味方打線は球界最年長選手の石川雅規投手をはじめ5投手から得点を奪えず、0-2で零敗を喫した。高橋は防御率1.87でリーグトップの座を維持したものの、自身3連敗で今季4敗目(4勝)。5月20日のソフトバンク戦から最近4試合白星に見放され、その間、登板中の味方打線の援護はわずか1点しかない。
“粘投”だった。再三得点圏に走者を背負ったが、最後の一線は越えさせない。2回には先頭のドミンゴ・サンタナ外野手に二塁打され、送りバントで1死三塁のピンチに追い込まれるも、ホセ・オスナ内野手をフォークで空振り三振、続く武岡龍世内野手を高めの151キロ速球で左飛に仕留め、犠飛すら許さなかった。6回の1死一、二塁では、サンタナを高めのストレートで右飛、続く中村悠平捕手にも3球連続でストレートを投じ、二ゴロに抑え込んだ。
そんな中で、4回1死から青木宣親外野手、サンタナに連続四球を与えたのは唯一の反省点。続く中村にピッチャー返しの中前適時打を浴び、この1点が結果的に“命取り”となった。降板後の9回には、3番手のヘスス・ティノコ投手が決定的な2点目を失った。