絶好調の吉田正尚に「え、まだ打つの?笑」 愛情込めて贈る山本由伸の“メッセージ”

画面越しに心配した“先輩”

 山本は吉田の存在について「いつも勝負強いですし、毎日の安定感がある。毎年の活躍は日々の積み重ねですし『本当の一流』だと思います」と笑顔で明かす。WBC準決勝メキシコ戦での劇的同点3ランにも、ベンチで飛び上がって喜んだ。

 今季開幕当初、新天地で苦しむ吉田を見て、目を瞑った。「最初の方は苦戦していて、あの正尚さんでも……もしかしたらダメなのかな?と、ちょっと思ってしまった時期もありました」。ユニホームが赤色になった“先輩”を画面越しに心配した。

 ただ、ハッと気がついた頃には“復調”し「いつもの正尚さん」に戻っていた。「打撃は生き物だって、ずっと言ってますもんね。一気に打ち始めて『さすがだな』と。ここ最近は打ち過ぎて、ニュースで流れ過ぎで、ちょっと気持ち悪いですね(笑)。『え、まだ打つの?』って感じです」。

 メジャーの舞台でヒットを量産する吉田に、伝えたいことがある。「いやぁ、もう……。もっと夢を見せてくれ! ってね」。照れながら送るエールには、愛情が込められていた。

(真柴健 / Ken Mashiba)

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