攻守で存在感増す巨人の“正捕手” 「冴えていたの?」原監督が辛口評価するワケ

13日の西武戦でスクイズを決めた巨人・大城卓三【写真:矢口亨】
13日の西武戦でスクイズを決めた巨人・大城卓三【写真:矢口亨】

2打席2三振→第3打席で追加点もぎ取るスクイズ成功

■巨人 3ー0 西武(日本時間13日)

 巨人は13日、東京ドームでの西武戦に3-0で勝ち、交流戦首位タイの座をキープ。セ・リーグでは18日ぶりにAクラスの3位に浮上した。チームで存在感を増している大城卓三捕手が5回、今季チーム初のスクイズを決め3点目を奪ったのが効いた。

 2点リードの5回1死一、三塁。それまで西武先発の松本航投手に2打席2三振(いずれも3球三振)を喫していた大城卓が打席に入った。カウント1-1からの3球目に、三塁走者・梶谷隆幸外野手がスタート。大城卓は内角高めの速球を投前へ転がし、松本のグラブトスも及ばず、3点目をもぎ取った。

 原辰徳監督は「3点目、4点目というのは勝負を左右する。1点、2点リードしていても、なかなか難しい。3点でも難しいことに変わりはないが、2点よりは3点。4点くらいが、攻撃する上で大事な点数になる」と語った。故障などで主軸を欠く西武打線はこの日を含めて7試合連続で2得点以下に終わっているだけに、大城卓のスクイズによる3点目はなおさら重い意味を持っていた。

 大城卓は守っても、来日1年目の先発ヨアンデル・メンデス投手をリードして6回4安打無失点の快投に導き、初勝利をアシスト。「試合前に、自分より相手打者のことをよく知っている大城と話し合い、その通りに投げて最終的にいい結果につながった」と感謝するメンデスと、降板時にハグを交わした。

チーム60試合中56試合でスタメン…5番を任されることも

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