攻守で存在感増す巨人の“正捕手” 「冴えていたの?」原監督が辛口評価するワケ

チーム60試合中56試合でスタメン…5番を任されることも

 13日現在、大城卓はチーム60試合中、56試合にスタメン出場。一昨年の年間143試合中95試合、昨年の104試合から、野球日本代表「侍ジャパン」の一員として優勝したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を経て、もはや簡単には外せない選手となっている。

 昨年は6、7、8番に限られていた打順も、今季はこの日を含め5番を任されることが多い。9本塁打を量産するなど、打線でも欠かせないキーパーソンだ。

 もっとも、原監督は試合後の会見で報道陣から「大城捕手のリードも冴えていた」と話を振られると、「冴えていたの? そうですか? 冴えていたかどうか、もう少し確認します。否定はしないけれど、手放しでそうですねとは言えないですね」とおどけた口調で評した。

 押しも押されもせぬ主軸となったからこそ、求められるハードルも上がっているのかもしれない。大城卓はさらなる浮上を狙うチームの命運を背負って、マスクをかぶり続ける。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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