大谷翔平の特大弾に「『疲れている?』と聞いた」 饒舌の指揮官が裏話「ガッツ溢れた」
大谷の2戦連発となる特大22号2ランは、またも2階席に吸い込まれたが…
■エンゼルス 5ー3 レンジャーズ(日本時間16日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地・レンジャーズ戦に「2番・投手」で投打同時出場し、6回6安打2失点と好投。バットでは8回の第4打席で2試合連続となる22号2ランを放った。試合後の取材に応じたフィル・ネビン監督は「本当に素晴らしかった」と絶賛した。
最速100.3マイル(約161.4キロ)のフォーシームを武器に、6回6安打2失点と試合を作った。防御率3.29。チームは7回にモニアックの中越え6号ソロで勝ち越し。大谷は5月15日(同16日)の敵地・オリオールズ戦以来となる1か月ぶりの勝利をつかんだ。
ネビン監督は「(最後)疲れていたけど、本当に素晴らしかった。彼はベースを走り回っている。(審判団からは)余分に時間を与えてくれているが、苦しむときは、その前のイニングで出塁したときだ。今日もそうだった。本当に素晴らしい打線相手にガッツ溢れる6回2失点だった。いい球を投げていたと思う」と賛辞を惜しまなかった。
さらに、1点リードの8回無死一塁、左腕・バークからバックスクリーン左へアーチをかけた。打球速度109.4マイル(約176.1キロ)、飛距離443フィート(約135メートル)、角度28度で、2夜連続で2階席へ放り込んだ。7戦6発の量産態勢で、6月に入ってすでに7本目の本塁打となった。
「打撃の話もしよう」と切り出した指揮官は「私は彼に『疲れている?』と聞いたら、彼が『どういうこと?』と答えた」とのエピソードを披露。「私は『前の2発は上段まで飛ばしたのに、今回は飛ばせなかったね』と、言った。冗談はさておき、信じられないシリーズだった。彼がこの大きな舞台でこの活躍をしてくれることは、見ていて嬉しいことだ」と饒舌に明かしていた。
(Full-Count編集部)